HIV/エイズ検査を受けてみませんか
HIV感染症という病気は、感染後すぐには自覚症状が現れない事が多く、気付かない場合があります。そのため検査で感染を早期に発見することは、その後の治療を始めるにあたりとても大切なことです。
HIVに感染しているからといって仕事をやめたり、家に閉じこもったりする必要はありません。HIV感染症は、他の病気と同じで、早い時期に知り適切な治療を受けることによって病状をコントロールできる疾患になってきています。つまり、定期通院をしながら今までと変わらない日常生活を送ることができるのです。
「結果が陽性だったら・・」と考えると、検査を受けるのが怖いと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、早期発見のためにも勇気を出して、検査を受けてみませんか?
検査を受けるタイミング
HIVに感染すると、その4週間後くらいから血液中の抗体が検出されるようになります。抗体が検出される時期は個人差がありますので、感染のリスクから8週間経過して検査を受けることをお勧めします。
HIV/エイズの検査
HIVの検査は保健所で、無料匿名で受けることができます。自分の住んでいる地域以外の保健所でも検査は受けることができます。保健所によっては、夜間や休日に検査を実施しているところもあります。有料にはなりますが、医療機関でも検査を実施している施設もあります。
九州医療センターでは、保健所やほかの病院などで受けた検査でHIV陽性が判明した方の診療を主に対象としていますので、感染が心配という方は保健所等での検査をお勧めしています。福岡県内であれば「エイズ・性感染症の検査実施保健所一覧」で検査施設の検索ができます。全国の検査施設は「検査相談マップ」で検索することができます。検査を受ける施設によって予約が必要になることもありますので、事前に問い合わせをすることをお勧めします。