HIV感染とエイズ発症はイコールではありません。
HIVとは、ヒト免疫不全ウイルス (Human Immunodeficiency Virus)の頭文字を取ったもので、ウイルスの名前です。HIV感染とは、身体の中にHIVが住み着いている状態をいいます。HIVに感染していても多くの人では長い間、症状は現れません。この状態を「無症候性キャリア」といいます。
HIV感染症が進行すると身体の免疫力が低下し、その結果として様々な感染症や合併症(以下の23の指定された日和見感染症のどれか=エイズ指標疾患)を発症してきます。その状態を「エイズの発症」といいます。
エイズ (AIDS) とは、後天性免疫不全症候群 (Acquired Immunodeficiency Syndrome) の略称です。HIVに感染することと、エイズを発症することはイコールではありません。
※日和見感染症とは免疫の低下により、通常では感染しないような弱毒菌などに感染することをいいます。
エイズ指標疾患
真菌症 |
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原虫症 |
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細菌感染症 |
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ウイルス感染症 |
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腫瘍 |
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その他 |
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